虎造節 ~第六回名宴会~

虎造節 ~第六回名宴会~

令和4年5月28日(土)、愛媛県松山市の松山市民会館で、「第六回虎造節・名演会」を開催しました。今回の名演会では、正岡子規120回忌にあたる昨年に子規の生涯を浪曲に書き下ろした新作もご披露致しました。
第一部は、八木健創立名誉会長が、自身で執筆した「正岡子規の生涯・前篇」を口演しました。「現代の言葉遣いで書かれた演目は、内容が分かりやすい」「子規のことがよく分かった」と大変好評でした。続いて、広沢虎丸が「お蝶の焼香場」を口演し、浪曲の世界に会場を引き込みました。そして、米田順哉が十八番の「石松の金毘羅代参」を熱演。力強さと浪曲らしい発声で会場を湧かせます。
第二部は、ガラリと変わって、広沢虎松の漫談です。自身が創作したネタを次々に披露し、会場を笑いでいっぱいにしました。「三十石船道中」の一部も口演し、見事な滑舌と軽妙な味わいで会場をうならせました。続いて虎造節保存会の重鎮、末光三郎は、「お民の度胸」を熱演。女性の声もうまく演じ分け、拍手喝采となりました。トリは、広沢虎丸が、最も得意とする演目の一つ「左甚五郎 龍刻み」を口演しました。登場人物を生き生きと演じ分け、演者と会場が一体となりました。
ご観覧の皆様からは、「後世に残す価値がある話芸です」「父がよく虎造さんを聴いていました。昔を思い出しました」「新作もおなじみの演目もどちらも本当に素晴らしかった。さすが名演会と思いました」「NHKアナウンサーだった八木さんが浪曲をしておられてびっくりしました。とても良かったです」など、多くのご感想をいただきました。